「ソムリエ松野のワインのお話PART16」
ワインを識る

第3章[ワインと価格の関係]

一部の希少ワインを除くと品質や味わいは
ほぼその価格と比例してるといえます
ある意味正直なアルコールアイテムです
言いたいのはワインは価格を裏切ることが
あまりないという事です

その価格が高い安いは個人により異なると思いますが
私は5000円以上すると高いと思います
ですので私個人の感覚はシャンパーニュは全て
高級ワインです

前述した事とは矛盾するのですが
品質だけでなく知名度のある地域や畑
評価の高い造り手
有名評論家が高い評価をしたものなどは
買い手が殺到するので価格も上がります

現在高級なワインで400万円〜1000万円の
値が付くものもあります
また私自身2000円で十分に
満足できるワインもあります

ソムリエとして考えなくてはならないのは
このワインは自宅でスポーツ観戦をしながら
飲むべきワインかクロスの貼ってある
ソムリエが常駐して芸術とも言える料理と
飲むべきワインか、考えることです

日本人のソムリエは分析は上手なのですが
どんなシュチュエーションで楽しむべきかを
発想するのが苦手に感じます

１本400万円のワインを買うかどうかは
1つ横に置いといて400万円の予算があるので
あれば2万円のワインを200本買う方が有意義だと
思いますし普通の愛好家の方であれば
60万円でワインセラーを買うより
60万円分のワインを
購入することのほうをお勧めします

ソムリエ松野