「ソムリエ松野のワインのお話PART11」

「Chardonnay」シャルドネの魅力
【シャルドネとは】

皆さまよくご存知のシャルドネ
間違いなく世界最高峰の
偉大な白ワインを生み出す品種です
あまりに有名になりすぎて
「シャルドネ以外で！！」
という注文を受けるほどです

シャルドネは世界の栽培面積でも
1・2を競う程優秀で人気のある
ブドウ品種にもなりました

シャルドネの特徴として
1番に覚えて頂きたい事は
とてもニュートラルな品種だという事です
ブドウ自身の個性が少ない、よく言えば純白です

醸造、栽培、熟成などにより変化し
気候にも馴染みやすいので
優れた白ワインを造りやすい事となります

シャルドネには
白い花、杏仁、バター、バニラ、トースト
などの香りがよく見られますがどれも
シャルドネ自身が持つ香りではありません

白い花はアルコール発酵により
杏仁、バターはマロラクティック発酵により
バニラ、トーストは樽熟より出る香りです

シャブリがシャルドネから造られるワインの
代表の1つですが当店でも「辛口白ワイン」という
注文に様々な造り手のシャブリをお出ししています

「シャルドネはシャブリに始まり
シャブリに終わる」とも申します
樽や熟成に頼らない純白のシャルドネです
付け加えますとシャンパーニュは
ほぼ全てのものにシャルドネが
ブレンドされています
「ブラン・ド・ブラン」と表示のあるものは
シャルドネ100%で造られる究極のシャルドネです

【シャルドネのサービス】
まずは基本のシャルドネ=シャブリや
数万円するモンラッシェ系でも
冷やした方がよいと思います(6〜8°)

きっちり冷えたビールが(2〜3°)です
飲みながら温度は多少上がると
思っての最初のサービス温度です
これは私見ですが都会に行く程
白ワインをあまり冷やしてくれなくて
いつも困ってしまいます

私自身も30年前の受験勉強時代から
1番沢山飲んでいる品種だと思います
今だにブルゴーニュの村名ワインを開ける時など
ワクワク感が止まりません

私の文章をお読みになって頂いた方で
花を見ながらや、プロ野球の開幕を見ながらなど
シャルドネを開栓して頂けたらと思います
勉強して飲むのも素晴らしいですが
飲んだ後何かで想い出すのも
ワインだと思っています

ソムリエ松野

#シャンブルアスリール#ワイン#シャルドネ#白ワイン#スパークリング#シャンパーニュ#シャブリ