「ソムリエ松野のワインのお話PART10」
「アパッシュナート」
(appassionato)

1997年に私がソムリエ認定試験に合格し
1995年に田崎会長が世界最優秀ソムリエコンクールで
初めてアジア圏から優勝をし
私が大分市1号という事もあり
第二次ワインブームというものが始まりました

赤ワイン、シャンパン、ソムリエなど
様々な好条件が重なり
造り手はもちろんの事
クルティエ、現場、メーカーの努力などもあり
それ以降ワイン全般の売り上げは右肩上がりです

私はアウトプットばかりで
何かやる気が出ない時期がありました
そんな中協会の勉強会
福岡で行われるフランス、アルザス地方の
オーベルジュ・ド・リルのオーナーソムリエ
セルジオデュプフさんの講演会に参加しました
名実ともに世界No.1ソムリエです

「日本のソムリエは普通の人が一生に一度
飲めるかどうかわからないワインを平気で
「吐きます」と最初に言われました

13種のテイスティングだったのですが
8番からは吐かないで下さいとも言われました

今まで言われた事ののない事を
沢山言われました
自分の無知を改めて知りました
フランスアルザス地方のオーベルジュ・ド・リル
私が1番おすすめするフランスのレストランです
ちなみにフランスで1番ワインの売れるレストランです

※デュプフさんのワインの注文は公になると
殺到するので秘密になってます

よくお客様に「ワインを教えて下さい」
と言われるのですが私も勉強中ですので
一緒に勉強しましょうと伝えています

今私が1番憧れる職業は音楽家です
音楽には人と人生を変える力がある
と言われています

私も非力ですが
つまらない毎日
どうしようもなく嫌な話があった時に
ちょっと松野の顔を見ようかなと
思えるレストランを目指しています

我々ソムリエの日々の学習と
テイスティングは披露する事ではなく
お客様に辞書がわりに使っていただく為です

小さいけど青い炎で情熱を燃やし
続けねばと思っています
「アパッシェナート」は情熱です

ソムリエ　松野

https://www.hiramatsurestaurant.jp/smp/chef/haeberlin/

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