「ソムリエ松野のワインのお話PART13」
2024/06/07
「ソムリエ松野のワインのお話PART13」
「カベルネソーヴィニオン(Cabernet sawvignon)
色調が濃く
渋みの強いワインを生む代表的な品種である
カベルネソーヴィニオン
このブドウの重要なポイントは
豊富なポリフェノール(苦味や色素)にあります
ワイン以外にもコーヒー、紅茶、リンゴ
セロリなどに多く含まれます
[テイスティング的分析]
黒みを帯びた色調でガーネットと表現します
色調から伺える通り香りも濃縮感があり
スパイシーです
味わいは酸味を中心にストレートな広がりで
口の中にいれてしばらくすると
がっちりとした渋みが支配します
豊富なタンニンは若いうち香りを閉じさせ
味わいに硬さを与えます
と同時に熟成にブレーキをかける役割を持ちます
十分に熟成したカベルネソーヴィニオンには
上品さと味のバランスを身につけ
総じて「貴婦人」と表現されます
香りはカシスの香りと植物的なニュアンスに
ブドウという成分が混ざり合い
カシスの香りがするのだと思うのですが
私はこのカベルネソーヴィニオンのカシスの
香りが大好きです
[カベルネソーヴィニオンのサービス]
比較的ポテンシャルのある(3000円以上)
のカベルネソーヴィニオンは
デキャンタ(ガラスの容器に移し替える)
が必須だと思います
又は大ぶりワイングラスで
スワリング(グラスの中のワインを回す)
しながらしっとり楽しむのが良いと思います
空気接触を効果的に行う事により
味わいは倍増します
師匠の荒井さんはほぼ全てのイタリア赤ワインをデキャンタします
デキャンタの形状、デキャンタのやり方
用いるグラスいつ見ても勉強になります
57才になった今私の事を松野ーー!!
と呼んで頂ける事にいつも感謝しています
そして心より尊敬しています
[マリアージュ]
ボルドーのカベルネソーヴィニオンに合わせる料理はなんと言っても子羊です
子羊はポーイヤック村のワインと
フランスではよく楽しまれます
シャンブルアスリールでも子羊はグランドメニューに常にオンメニューしております
是非ご注文頂きボルドーのワインと合わせてみてください
ソムリエ松野